ボードゲーム×スタートアップ 漆原陸のブログ

TNK13期、BUMPとカタンと寄生獣が好きな漆原陸のブログです。読みたい人だけ読んでね。

TNK10期代表森本俊亨さんのお話〜リーダー論とシンギュラリティについて〜

さて始まりましたTNK13期漆原陸の夏の一大企画

TNK個人勉強会!

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記念すべき第一回はTNK10期代表の森本俊亨、通称トシさん

渋谷で焼肉をご馳走になりながら

前半はリーダー論

後半はシンギュラリティについてお話しいただきました。

 

 

TNKの節目にあたる第10期の代表を務めたトシさんに

リーダー論についてお伺いしました。

 

Q.そもそもなぜ代表になったのか

 

A.夏頃までは自分が代表じゃなくてもいいと思っていた。

だが、起業サークルなのにみんな全然、起業に対する熱意がなくて

TNKに対する危機感を抱いた。

大好きなTNKがこのままでは消滅してしまうのではないかと思い

自分が代表になって立て直そうと思った。

 

 

具体的にトシさんが代表になってまず行ったことは

「20年後の当たり前を創造する」といった

今となっては当たり前になったTNK共通のビジョンや

「TNKマフィアの輩出」といったテーマを定めたのだそう。

 

団体のビジョンや目標を共通の認識としてもつのは

すごく重要なことだとトシさんは述べていた。

 

それでもやはり皆が付いてくるのは難しいと感じたトシさんは

自分でサービスを作り自分たちでもできることを示そうと思ったという。

当時を振り返ってトシさんは

自分の背中で語ることで、皆に伝えようと思った。

と語っていた。

これが功を奏し

CMに特化したバイアルメディアCMworldのリーリースや

オンラインでのオーダーメードスーツの販売を行う株式会社Nexateの設立などによって

皆も刺激を受け

結果的に10人ほどが企業や共同創業者といった形でスターアップに関わったという。

 

リーダーはエゴだけではダメだとトシさんは語る。

最初は「自分が一番優秀だから」というエゴだけでもいい。

だが、それだけでは絶対に渋い代表で終わってしまう。

エゴだけじゃなくTNKを愛し

TNKのために何ができるのかを考えることが最も重要だ。

これは、トシさんの高校時代の苦い経験からくるものだという。

高校時代

知能運動人望どれもとても優れていたトシさんは

投票で生徒会長になったという。

だが当時のトシさんは団体のために何かをやろうとはせず

終わった後に、結局自分が何もしてやれなかったことに気付いたそう。

 

トシさんは

自分は世界一になりたい。

そして世界一になった時にTNKが残っていて欲しい。

自分は生涯TNK10期の代表だから。

と熱く語っていた。

 

 

トシさんは今、人工知能の論文を読みまくる生活を送っているそう。

そこで、シンギュラリティについて伺った。

 

シンギュラリティとは、日本語でいうと技術的特異点

量子コンピューターの発達などによって

人工知能が人間の脳を超えることを言い

それによって絶対的平和や不老不死など様々な未来が来るとされている。

 

そもそもなぜトシさんが人工知能を選んだのか。

世界一になるには世界一になれる分野を選ぶことが最も大事で

そしてなおかつそれを何十年も続けるのだから

自分が大好きな分野を選ぶべきだという。

トシさんはNexateの時に

好きなことじゃないと続けられないことを知ったそうで

ビジネスをやる上で必ず必要なのが「続ける」ということだそうだ。

なのでトシさんは大好きな人工知能で世界一を目指すのだという。

 

人工知能ははっきり言って難しい領域だそうで

ゼロから始めたトシさんはすでに数年時間がかかっている。

簡単な分野ならすぐにでも始められたはずだが

これに対してトシさんは

世界一になるために何十年もやるのだから

自分にとって数年は誤差でしかない。

と述べていた。

 

シンギュラリティについては

シンギュラリティは間違いなく来る。

2045年に来ると言われていて

遅くても2055年には来るだろう。

いろんなことが言われているが

人間が全く想像していなかったことが起きると思う。 

と述べていた。

 

そしてシンギュラリティが来る頃トシさんは

丁度今のソフトバンクの孫さんくらいの年齢なので

人工知能界のドンとして君臨していたいのだそうだ。

 

人工知能のためにSF小説や映画もめちゃくちゃ見ているそうで

未来については一番詳しい自信があるとのこと。


シンギュラリティが起きたとき

アイロボットのようにロボットに人類が支配されることはないのか

とお聞きしたところ

人工知能が何によって幸福を感じるのか

の設定次第では十分起こり得るのだという。

 

人工知能界はアメリカの二社が圧倒的で

日本で一番のところはそもそもNPOだから全然勝負にならないそう。

 

トシさんは今後人工知能で起業されるそうなので

後輩としてはとても楽しみである。

 

 

自分もTNKは大好きだし世界一になりたいと思っている。

なのでTNKのために自分は何ができるのかを考えつつ

自分がどの分野で世界一を狙うのかも定めていきたいと思う。

 

 

最後に、トシさんがオススメしていたリーダー論と

www.youtube.com

シンギュラリティは近いという本を紹介して終わりたいと思う。